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技術情報

磁場解析

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当社で行っている磁場解析についてご紹介いたします。
解析により、発生磁界を予測、波形をコントロールすることで、高磁力を有する磁石の実現を可能にしています。

製品特性の予測と最適化

ご希望の磁気特性から材料・性能を磁界解析し予測します。
異方化成形技術により、最適な磁気製品を金型作成から評価分析までご提供できます。
≪例:マグネットの磁場解析による表面磁界予測≫

単極マグネット(厚み方向にNS着磁)4.4×14×t2.2、多極着磁マグネット(厚み方向面着磁)Φ20/50極/t0.6/t1.0
配向磁界の解析、シミュレーション提案

配向磁界の解析シミュレーションをもとに設計できるため、試作評価の費用時間の削減と製品仕様提案により射出成形磁石の最適化を図ることができます。
≪例:お客様の仕様に対する弊社の提案≫
▷お客様の仕様
・外径Φ20×内径Φ16×高さ5㎜リングマグネット
・外周8極マグネット(正弦波)
・マグネット磁気特性BHmax:12MGOe
▷弊社のご提案
・素材の選定
┗磁気特性に合ったフェライト、希土類など
・磁場解析シミュレーション
┗ラジアル、アキシャル、等方性など
・生産に関して
┗接着組立による母材からのマグネット切り出し
等方性母材からの削り出し
(ピッチ精度の高い多極着磁品・正弦波要求のリングマグネット)

シミュレーション図1 シミュレーション図2
金型磁気回路設計と射出成形技術

金型の磁気回路設計と成形条件のノウハウにより、優れた磁力、磁界の磁石金型と製品がご提供できます。また、試作の時短、試作型費の最小化をご提案できます。

着磁磁界のコンピュータ解析

着磁解析・着磁ヨーク設計・着磁ヨーク製作により成形品着磁パターンをシミュレーションし、ご提案できます。
≪例:8極極異方ローターマグネット解析≫

配向磁界解析、成形着磁解析、3次元着磁解析の図

生産技術

磁場解析・着磁解析・材料選定・磁路設計・成形・着磁・検査までの一連の工程をすべて自社で行っています。生産は射出成形で行いますので、形状の自由度と寸法精度が両立できます。

地場解析→コストシミュレーション材料選定→金型設計・製造→射出成形→寸法・磁気検査
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センサー用狭ピッチ多極
着磁マグネット

センサー用狭ピッチ多極着磁マグネット

保有するインデックス着磁器を用いて、磁気センサー用の狭ピッチ多極マグネットを生産しています。
弊社の成形技術でムラの無い製品を生産することで、精度の高い着磁品の生産が可能です。
フェライト系・希土類系のどちらの材料でも生産可能です。用途に合わせて最適な材料を選定いたします。

エンコーダー用 (インデックス着磁装置)

上面着磁、側面着磁

ロータリーエンコーダー(モーター)

外周Φ4.6/32極側面着磁、外周Φ6.2/24極着磁面着磁 Φ19.1/外周(AB相)300極(パルス)(Z相)1極(パルス)(0.2mmピッチ)、磁気ドラムABZ相(回転方向、原点位置検出) グラフ
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異方化技術(基本異方化技術、独自異方化技術)

異方化技術

≪基本的な異方化技術≫

アキシャル配向

軸方向に配向磁界を作り、磁化容易軸をそろえる(配向させる)技術です。
両端面にN/Sの磁気作用面(磁場)ができることが特徴ですが、片面だけを利用し多極着磁することも可能です。

図:アキシャル配向

▽用途
吸着用マグネット、センサーマグネット

ラジアル(放射)配向

配向磁界の方向をラジアル(放射)方向に広げ磁化容易軸をそろえる(配向させる)技術です。
通常はリング上で内面または、外周面に多極着磁されます。

図:ラジアル(放射)配向

▽用途
モーター用ローター、ステーター、エンコーダー用マグネット、その他各種センサー

極異方配向

永久磁石等で必要な極数の配向磁界を作り磁化容易軸をそろえる(配向させる)技術です。
成形と同時に磁気作用面(磁場)ができ、ラジアル配向よりも磁力が高いことが特徴です。

図:極異方配向

▽用途
高トルクを必要とするモーター用ローター、アクチュエータ用マグネット

≪独自異方化技術≫

収束配向

N/S極の作用面積を変えることで、配向磁界を絞ることができ、仕様作用面の磁束密度をアップさせることができる技術です。

図:収束配向

側面収束

収束度をさらにアップさせた作用の主極に対し、補助曲を側面に配する技術です。

図:側面収束

閉磁路型収束配向

同じ面の上に同心円状にN/S極を配し、マグネット内で閉磁路を形成する技術です。(同心極閉磁路)

図:閉磁路型収束配向、閉磁路形成

≪例:異方化技術の組み合わせ 同心極異方効果≫
同心2極配置φ32×t6円板磁石の同心極異方効果

図:φ32×t6円板磁石の極異方着磁

≪例:異方化技術の組み合わせ キュービック磁石≫
NS2極磁石の磁力アップ 10㎜キュービック磁石

図:2極マグネット(N35SH)
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集束配向異方化シュミレーション

集束配向異方化シュミレーション

≪例:10mmキュービック磁石シミュレーション≫ 単極磁石の異方化により磁力がアップします。 ※比較的小さいギャップであれば、集束の効果があります。

図:10mmキュービック磁石シミュレーション
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ボンド磁石の試作、
簡便着磁ヨークによる着磁

ボンド磁石の試作、簡便着磁ヨークによる着磁

着磁ヨーク又は多極着磁装置を利用した着磁技術です。(簡易着磁ヨークも製作可能です。)

ボンド磁石の試作、簡便着磁ヨークによる着磁

≪例:制作例≫
・磁極に応じた着磁ヨーク
・費用納期に応じた簡易着磁ヨーク
・極幅(極ピッチ)が小さいものを多極着磁装置で着磁(着磁ヨーク不要)
※試作品の磁気特性評価(寸法測定と表面磁束密度の評価)も行っております。
また、試作品の磁力はマグネットアナライザーで磁気パターンを評価できます。

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特許技術を活かした
マグネットロール

特許技術を活かしたマグネットロール

弊社の特許技術を活かして、2分割軸一体方式によるマグネットローラーを生産しています。
2分割軸一体方式を現像用マグネットローラーに活用することで様々なメリットがあります。

①コスト面のメリット
・軸一体型によるシャフトレスの実現
・中空形状による材料使用量の削減
・2分割方式によるマグピース本数の削減
・接着剤レスによる工程の省力化
・配向着磁金型による再着磁工程の省略

②性能面のメリット
金型配向による磁極の配置の安定性
≪一般的なローラーの構造≫
5ピースを張り合わせる

図:5ピースを張り合わせる

≪2分割軸一体型ローラーの構造≫
2分割ピースを嵌合

図:2分割ピースを嵌合

≪磁界解析と測定結果(例)≫

図:磁界解析と測定結果
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射出成形法による
セラミックス製造

射出成形法によるセラミックス製造

射出成形法(CIM)法を用いることで、加工が困難なセラミックス特性を引き出した製作が可能です。
【メリット】
複雑な形状のセラミックス部品であっても、少ない工程で完成品に近い形状に製造できる。
射出成形なので比較的薄肉な部品も製造でき、大量生産が可能である。
【デメリット】
「脱脂」等の工程が増えること。
射出成形用金型のイニシャルコストが必要となること。
通常の機械加工の場合、セラミックス部品の加工に数十工程かかりますが、射出成形法では少ない工程で完成品に近い形状に製作できます。
【弊社生産品】
リングブランク
ミスティングノズル
オリフィスインサート
星形ノズル
ノズルチップブランク

取扱素材

Industry

活用産業

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自動車/EV

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工業ロボット

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風力発電機

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事務機器

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医療機器

News

お知らせ

2024.10.7
ホームページをリニューアルいたしました。
2024.09.26
【北本工場】2024年9月27日(金)は電気事業法第42条に基づく電気設備法定点検のため15:30を以って終業とさせていただきます。
2024.07.19
弊社では、2024年8月13日(火)を夏期休業とさせていただきます。
ご注文・お問合せにつきましては、14日(水)以降速やかに対応させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
2023.06.23
代表取締役社長に滝波重明が就任いたしました。
ピーエム技研㈱は、ネオジウム磁石メーカー安徽大地熊新材料股份有限公司子会社の大地熊日本㈱の100%子会社となりました。
2023.01
磁場射出成形機80t、インサート自動装置を導入致しました。
2022.01.31
コーポレートサイトのリニューアルを行いました。
2019.12
磁場射出成形機130t、電磁誘導方式ホットランナーシステムを導入致しました。
2019.08
インジェクションセラミック(CIM)設備を導入致しました。
Company

会社案内

経営理念

仕事に誇りと気概を持ち、独創力あるものづくり会社を築きます。
誠実な言動、知恵と勇気をもって、熱意と執念でやり遂げます。
時代の適者として変化に挑み、環境負荷低減に行動を起こし、信頼される活動を実行することで社会に貢献します。

企業理念

ボンドマグネットの加工技術を通じ、顧客の信頼に応え産業界、地域社会及び社会全体に貢献する

会社概要

社名 ピーエム技研株式会社
代表者 代表取締役会長 熊 永飛 (ション ヨン フェイ)
代表取締役社長 滝波 重明(タキナミ シゲアキ)
所在地 【本社】〒330-0845 埼玉県さいたま市大宮区仲町2-25
TEL: 048-631-0111 FAX:048-631-0115
【工場】〒364-0011 埼玉県北本市朝日3-45
TEL: 048-501-5765 FAX: 048-593-8377
URL https://www.pmgiken.co.jp
事業内容 マグネット(フェライト、希土類) 全般の磁気回路、解析、設計
同上金型、製品の磁気回路、解析、設計、製造、販売
着磁工程、装置一式、設計、設置、販売
関連モジュール化製品開発、製造、販売
精密プラスチックスの金型、製品、設計、製造、販売
セラミック及びこれを応用した各種製品の製造、販売
設立 1981年3月
資本金 5,000万円
取引銀行 埼玉縣信用金庫 大宮支店
埼玉りそな銀行 大宮支店
日本政策金融公庫 さいたま支店
三井住友銀行 日本橋東支店
武蔵野銀行 大宮支店

沿革

1981.03 ボンドマグネットの開発、製造会社として創業
1983.10 ボンドマグネット極異方多極金型、製品の製造開始
1993.06 LBP/C用オリジナルマグネットロール開発、量産開始 【PAT:3061361】
1998.10 資本金5,000万円に増資
1999.04 埼玉県戸田市美女木に戸田工場、技術開発室新設
1999.08 集束異方化配向技術の開発、検証、及び特許実施権取得
JFEケミカル株式会社(旧川崎製鉄、無機材料(事)集束配向特許13件取得)
2001.12 カメラシャッター用ローターマグネット量産開始
2002.01 カラー複合機用マグネットローラー主極ピース(SmFeN)採用、量産開始
2004.04 「撮像素子及び撮像装置」、NHK放送技術研究所、共願特許取得
2006.03 ISO14001:2004環境マネジメント認証取得
2007.03 ISO9001:2000 ISO14001:2004統合マネジメント認証取得
2010.06 複合機現像用オリジナルマグネットローラ、PCT特許出願(日本、米国、中国)
2010.10 『埼玉県経営革新計画』認証
2011.12 埼玉県戸田市より埼玉県北本市朝日に工場及び技術部移転
2013.06 マグネットローラ日本国特許取得【PAT:4947607】
同米国特許取得【US8750768B2】
2015.03 マグネットローラ中国特許取得【ZL2011800214819】
2018.03 ISO9001:2015 ISO14001:2015 統合マネジメント認証更新
2018.07 PHEV用高電圧コンタクタ用マグネット量産開始
2018.09 関東経済産業局『経営力向上計画』認証
2018.10 EV自動2輪、回転数センサマグネット量産開始
2019.02 埼玉県北本市『先端設備導入計画』認証
2019.03 マイルドハイブリッドモータ用角度・回転数センサーマグネット受注、量産開始
2019.08 CIM(セラミックス)設備導入、成形機、脱脂炉、焼結炉設備導入、生産開始
2019.12 磁場成形機新設、ネオジムホットランナー全自動異方成形システム&自動後加工機導入
2021.04 事業継続力強化計画認定
2022.09 アナライザー(日本電磁測器製) 新規導入
2022.10 磁場射出成型機80t新規導入
冷熱衝撃試験機 新規導入
2023.06 ネオジウム磁石メーカ 安徽大地熊新材料股份有限公司子会社 大地熊日本株式会社の100%子会社となる。

品質・環境方針

ボンドマグネットの加工技術を通じ、顧客の信頼に応え産業界、地域社会及び社会全体に貢献することを経営理念とし、電動化車載マグネット、家電および情報通信用マグネット部品及びモジュール品の設計開発・製造のすべてにおいて、顧客要求事項を満足させると共に、環境影響への積極的な改善を行うために、当社の品質/環境マネジメントシステムの有効性を継続的に改善する。

  • 1 重点テーマ
    (品質)
    • (1) インサート成形の自動化、量産及び品質の安定
    • (2) 顧客クレームの低減
    • (3) 製造工程内不良の低減
    (環境)
    • (1) 原材料使用量の削減による省資源、リサイクル化の推進
    • (2) 製造工程の効率化による電力等のエネルギー消費削減、地球温暖化防止
    • (3) 工程内不良削減に伴う石化燃料低減による省資源
  • 2 本品質/環境方針及び各々の重点テーマは、部門ごとに担当を決め、それらをまとめて策定した全社計画を基に実施する。
  • 3 適用可能な製品及び環境に関する法規制、条例、その他の合意事項を順守し、汚染の予防に努める。
  • 4 本品質/環境方針は、教育訓練や内部コミュニケーションを通して従業員に周知徹底すると共にインターネット上に掲載し、社外にも公開する。
  • 5 方針、重点テーマに対する適切性の見直しは、マネジメントレビューにて行う。

認証

  • ISO14001:2015 
  • ISO9001:2015
  • リコー CMS認証
  • コニカミノルタ Environmental Collaboration Partner
ISO9001: 2015 ISO14001: 2015
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